クリストファー・ランドン監督作品『ゾンビーワールドへようこそ』

ランドンやキャリー・エヴァンス、望月絵美、ロナ・ウィリアムズが脚本を担当した2015年のアメリカのゾンビ・コメディ映画です。

クリストファー・ランドン監督の代表作は『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ。

恐怖一色のホラー映画とは異なり、気軽に楽しめる内容になっている本作品。

原案となったさまざまな80年代の映画について、「最初の脚本を読んだとき、『グーニーズ』に『グレムリン』、それに『ドラキュリアン』といった作品のゴリゴリなR指定版を作れるぞ」と話しました。

本作が完全な過去の作品にならないよう、このジャンルを現代風にアレンジしたいと考えられたよう。

どことなくホラー映画好きには触手が伸びにくい感じではありますが、期待に反して意外とハマる人が多いのではないかと思います。

オタクって実はイケてる！

B級ホラー映画ともいえますが、笑える部分もあり、ストーリー性も十分楽しめる作品で、見どころを紹介します。

あらすじ
予告動画
登場人物
『ゾンビワールドへようこそ』見どころ
感想ツイート
感想まとめ
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あらすじ

スカウトに所属する幼なじみ3人組とタフなバーのウェートレスが手を組み、世界一奇妙なヒーローチームを結成。

ゾンビに侵食されたのどかな町で人類を救うため、スカウトで培った技術を生かして名誉のために奮闘する。

予告動画

登場人物

ベン・ゴウディ（タイ・シェリダン）

スカウトのメンバー。
スカウトを辞めたいと思いつつオギーのことを思い、踏みとどまっている。

カーター・グラント（ローガン・ミラー）

スカウトのメンバー。
スカウトを辞めたい。

オギー・フォスター（ジョーイ・モーガン）

スカウトのメンバー。
スカウトが好き。

デニス・ルッソ（サラ・デュモン）

ベンのあこがれの美女。
ストリップクラブで働いていると噂されている。

ロジャース（デヴィッド・ケックナー）

3人が所属するスカウトのリーダー。

ケンドル・グラント（ハルストン・セイジ）

カーターの姉。

『ゾンビワールドへようこそ』見どころ

見どころその1【ボーイスカウトとは？】

アメリカ連盟は世界スカウト機構を構成するメンバーを指すようです。

伝統的な区分として、7歳から10歳と半年までの少年のカブスカウト（Cub Scouting）、10歳と半年から18歳までのボーイスカウト（Boy Scouting）、青年か14歳以上の（もしくは8年生を修了した）女子で21歳以下の者のためのベンチャー（Venturing）の部門があります。

カブスカウト(Cub Scouting) は5歳（kindergarten）から５年生までの少年向けのもの。

ボーイスカウト（Boy Scouting）は11歳から18歳の少年向けのもので、アメリカ連盟の基幹とも言うべきプログラムです。

主にボランティア活動やサバイバルなどの野外活動における自然のものを活用した知識などを学べることができ、映画の中でもいくつか出てくるので要チェック。

ボーイ・ガールスカウトに加入しているのは、映画などではいわゆるクラスの人気者たちではなく、オタク系のタイプが在籍していることが多いように思います。

オギーのようにボーイスカウトを誇りに思っている純朴な少年もかわいく、見どころの一つです。

見どころその2【サラ・デュモンの美脚】

オギーたちの同級生とは思えないほど大人の色気たっぷりのデニス。

ストリップクラブで働いていると同級生たちからはいい印象を持たれていないのですが、実はウェイトレスとして働いているだけ。

噂を鵜呑みにしているベンはデニスに対してうまく接することができません。

しかしデニスは学校で浮いている自分を恥じることもなく、そのうえオギーのようなタイプにも平等に接することのできる大人な女性。

ゾンビの存在にいち早く気がついていたデニスにベンたちは救われることになり急接近することができるのです。

見どころその3【ストーリー性ばつぐん】

B級ホラー映画、さらにゾンビまで加わるとごちゃごちゃして見にくい映画も多いのですが、最後まで飽きることなく見れる本作品。

ほとんどのゾンビ映画では動物までゾンビになることは多くありませんが、シカや猫にいたるまでゾンビ化します。

おぞましい人間のゾンビと違い、猫のゾンビは可愛かった！

でも、人間のゾンビのリアルさもあり、怖く見せようとする無理やり感もなかったのもよかったです。

ホラー映画の怖さもばっちりなのにくすっと笑える場面もあり、なんならほっこりするシーンも。

それぞれの個性もちゃんとあって、親近感を持てる印象なのも〇。

見どころその4【俳優がすごい】

オギーの親友ベンを演じたタイ・シェリダン。

2018年には大ヒット映画「レディプレイヤー１」でウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル役で主演。

同年にはマーベリック映画の「レッドプール２」にも出演しています。

そのほかにもX-MANやMADなどにも出演している注目の俳優なのです。

脇役であまり出演シーンは多くありませんでしたが、あのシュワルツェネッガーの息子、パトリック・シュワルツェネッガーも出演しています。

おや？イケメンがいるぞ。と思った彼こそがパトリックです。

ほんのりとシュワルツェネッガーの面影を残すイケメンも必見です。

感想ツイート

「怖いけど笑える映画」と言われています。

ゾンビは怖いけど笑える映画だった！#ゾンビワールドへようこそ pic.twitter.com/Tqtv3rnfza

— 🔥壱💀 (@i_chi13) November 28, 2022

「予想以上に満腹感すごかった一作」と言われています。

『ゾンビワールドへようこそ』

ボーイスカウトに所属する冴えない高校生トリオが街に突如大量発生したゾンビを退治していく中で成長する姿を描く青春ホラーコメディ🎬

サクサク進むテンポの良さがGOOD👍グロあり！笑いあり！アクションあり！そして下ネタあり！で予想以上に満腹感すごかった一作🎞 pic.twitter.com/UZ85VjEtCQ

— 妻、時々映画🦈🐍🧟💣 (@yutomi822movie) May 18, 2022

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感想まとめ

なんとなく見たのに当り映画だった！というやつです。
高校生らしいゾンビに対するコミカルさと大胆さ、可愛さがあって楽しかったです。
ＴＯＰ画のようなシーンはなかったですが、怖さも十分にあります。
「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの監督とは思えないコメディさも意外性がありました。
怖いのを観たいけどしんみりしたくはない。そんな時におすすめの作品です。
私はアメリカ映画のいわゆる「ＬＯＯＳＥＲＳ」と言われがちな主人公が好きなので、まさにその人物像そのものの感じもよかった。
リーダーや知ってる人物がゾンビになっているのに、悲しいというより怖い！が勝つところもリアル。
実際にそうなったとしても、まさにゾンビと戦っている時に悲しいっていう感情にならないと思うんですよね。
だからそういうところも好きでした。