『ファイナル・デッドコースター』連鎖する死シリーズ｜衝撃の結末
2006年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズの第3作目にあたり、今回の大惨事が起きる始まりはジェットコースターの事故。
映画の中の演出が日本で起きた大事故を連想する部分があり、日本では公開延期となりました。
発売されたDVDには、「通常版」の他に「選べる!死に様マルチ版」というバージョンが存在しています。
このバージョンでは、再生中に二択が表示され、選んだ選択肢によってストーリーが変化する「マルチストーリー」を楽しめる優れもの。
映画の中での登場人物の無残な〇に方は、シリーズのなかでもグロさが増しているのが特徴です。
あらすじ
逃れたはずの死の運命が、どこまでも追ってくる。
「24」のスタッフが仕掛ける究極のサバイバル･ホラー!!
高校卒業を控え、ウェンディたちは遊園地を訪れていた。
ジェットコースターに乗った瞬間、彼女の脳裏に現れた悲惨な事故を伝える恐ろしい予知夢。
「このジェットコースターは落ちる!」パニックを起こしたウェンディは、数人の友人と共に機を降ろされるが、直後に事故は現実のものに。
生き残ったのは、ジェットコースターを降りた10人のみ。
しかし死は追いかけてきた!
登場人物
- ウェンディ・クリステンセン（メアリー・エリザベス・ウィンステッド）
- ケヴィン・フィッシャー（ライアン・メリマン）
- イアン・マッキンレー（クリス・レムシュ）
- エリン・ウルマー（アレックズ・ジョンソン）
- フランキー・チェックス（サム・イーストン）
- ジュリー・クリステンセン（アマンダ・クルー）
- ルイス・ロメロ（テキサス・バトル ）
- アシュレー・フロインド（シャーラン・シモンズ）
- アシュリン・ハルペリン（クリスタル・ロウ）
- ジェイソン・ワイズ（ジェシー・モス）
- ペリー・マリノフスキー（マギー・マ）
主人公。
高校卒業記念で遊びに来た遊園地で、ジェットコースターの大事故を予知する。
ジェットコースターでウェンディの隣に座っていた。
その時の事故でウェンディと同様に恋人を失う。
エリンの恋人。
5番目。
イアンの恋人。
6番目。
3番目。
ウェンディの妹。
大学のアメフト選手。
4番目。
1番目。
アシュレーの友人。
ウェンディの恋人でケヴィンの親友。
ジュリーの友達で、一緒にジェットコースターに乗っていた。
8番目。
「ファイナル・デッドコースター」考察
なぜ予知夢をみたのか？
友人たちと訪れたジェットコースターに乗る寸前に予知夢をみたウェンディ。
あまりのリアルな夢にパニックになり、ジェットコースターに乗らず命拾いをしたのですが、なぜ乗る寸前にそのような夢を？
と疑問に感じましたが、この映画のシリーズは予知夢から始まるのが定番。
まだ起きていないことで騒いでも周りはなかなか信じてくれません。
それも高校生や大学生だと、余計にはしゃいだり、ふざけていると思われてしまいます。
そして予知夢のとおりに起きる事故。
事故から逃れたとしても追ってくる死の恐怖がこのシリーズの醍醐味です。
「予知夢」はほんとにあるのか？
予知夢とは、未来に起こる出来事を夢で体験することで、超能力や超常現象の一つとされています。
一部の動物は地震などの天災を予知できると言われていますが、予知夢は人間にもそのような能力が備わっているからでは？という説もあります。
予知夢が本当に存在するのか、実は誰もそれを証明していません。
夢占いの観点からは「予知夢は存在する」とはっきりと言い切ることができます。
というのも私たち人間の心の奥深くには、全く意識していない潜在意識というものがあり、この潜在意識は自分自身の感情、他人の気持ちなどをしっかりキャッチしているのです。
そういったことを統合すれば、未来に起こりうることも予測できるというわけです。
また動物は地震などの異変を事前に予知していると言われますが、私たち人間も動物の仲間。
同じような能力が生来、備わっているはずです。
こういったことも予知夢が存在する証拠の一つと言っていいでしょう。
→予知夢が本当に存在するマイナビウーマン（https://woman.mynavi.jp/article/200428-6/）
夢で見た順番を変えれば？
予知夢が実在するということは、予知夢通りに進むのか。
映画では予知夢で見た順番通りに事故に遭うかもしれない、順番を変えることができればその後は大丈夫なのではないか。
と、結論をだしたウェンディたちはどうにか予知夢のようにならないように本人たちに伝えに行きますが、なかなか理解してもらえません。
ジェットコースターの事故を予言したと信じる友人はごくわずか。
他の人たちは、自分は大丈夫と思うのは普通だと思います。
もちろん助言など聞かない。
しかも、助言を聞いたところで逃れることができない現実。
どうにか奮闘し、順番を変えて安心したのもつかの間、次々と事故に遭ってしまう。
その事実を目の当たりにしても、最後まであきらめないウェンディたちの行動は勇ましかったと思いました。
変えることができなかった現実
ウェンディたちは予知夢の順番を変えれば、連鎖が止まるはずだと考えて、友人たちに忠告していきます。
1人の友人の事故を防ぐことができ、落ち着くことができたのですが、その後も連鎖は続く。
順番の読み違えていたのです。
ホラー映画の要素もあり、ミステリーの様子も少なからずあって、推理が必要になってきますが写真の情報と覚えている夢だけが頼り。
なかなか負の連鎖を止めるまでに至りません。
次々に事故に遭ってしまう友人たち。
それでも、自分たちの順番が回ってこないように、愛する妹を守るために奮闘することをやめることはできない。
ただ、こんなに周りで高校生が不慮の事故に遭っていったら、もう少し大人が動いてもよさそうなものだなぁなんて感想もありますが、そこは映画なので。
衝撃の結末
ウェンディたちの読み通り、自分たちの命を守ることができ数日が経ち・・・。
若さもあり、恐怖の記憶は残りながらも日常生活を送る3人。
しかし、また予知夢が・・・・。
ハッピーエンドかと思いきや、まさかの展開。
これには私も驚きました。
感想ツイート
「このシリーズの映画全部好き。」と言われています。
小さい時にファイナルデッドコースター
観て
ジェットコースターに乗れなくなったのは
良い思い出今ではこのシリーズの映画全部好き
— おかめ (@kamesanzathu25) October 29, 2022
「予測してみるのがオススメ！※死に方グロいです。」と言われています。
【ファイナルデッドコースター】
デジャブから始まる奇妙な死
サイエンスミステリー映画です。出口無きローラコースターに乗ってから、”席順”に死んでいくと言う謎
それが分かるのは彼女の撮った”写真”
迫り来る”終点”に制御できるかのか！予測してみるのがオススメ！
※死に方グロいです。 pic.twitter.com/Adxx3TyoHF
— R-DJF (@RioDjf) July 20, 2019
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感想まとめ
「ファイナル・デッド」シリーズの中でもなかなかの事故シーンが多かった今回の映画はホラーというよりはアクション映画のようでした。
いつ、どんな事故に？とハラハラさせられては、実は違うという展開が多かったので楽しめると思います。
最初のジェットコースターの場面でも相当な事故で期待値は膨らみましたが、期待を裏切られることなく惨劇は続きましたね。
日焼けサロンの場面もなかなか恐ろしかったです。
ただ、あれだけの事故が起こり、悲しみに暮れるということなく、自分たちには関係ないことと振舞るのはリアルなような気がしました。
誰でも、どこかで「自分は大丈夫」と思いがちです。
なので、その部分がなぜか共感できてしまいました。
そしてまさかのラスト。
死神はどこまでもついてくる・・・。
一度目を付けられると、逃げることはできないのですね。
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