映画『拷問男』あらすじ｜邦題が残念な理由とは？原題との相違を考察

映画『拷問男』daddys-little-girl
あらすじ
登場人物
映画詳細※ネタバレ注意
感想ツイート
原題との相違を考察
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映画『拷問男』daddys-little-girl

キャッチーなタイトルからは想像できない内容の映画です。

タイトル通り拷問するのですが、その理由が何とも言えないもので・・・。

拷問とタイトルに明記されると快楽を得るようなサディスティックなイメージですがこの映画はそうでもなく。

原題の「daddy little girl」なら映画ともつながります。

なぜ邦題はこのようなタイトルになってしまったのか不思議です。

しかし、やはり拷問シーンは見るに耐えかねる部分もあるのでご注意ください。

では、紹介していきます。

あらすじ

シングルファーザーのデレクは、ある日幼い一人娘を無残にも〇されてしまう。

復讐を誓ったデレクは、犯人を見つけ出し自宅の地下室に監禁。

娘の復讐のためにあらゆる拷問を行い、犯人に想像を絶する苦しみを与え続ける。

一人の優しい父親が、残忍な本性を徐々に表していく・・・。

登場人物

デレク（マイケル・トムソン）

ジョージアの父親。
離婚後、妻の元で暮らす娘ジョージアを溺愛している。

ステイシー（アリーラ・ジャクエス）

デレクの元妻。
ジョージアの母親。

ジョージア（ビル・ベイカー）

デレクの娘。
母ステイシーの元で暮らす。

トミー（クイスチャン・ラッドフォード）

デレクの弟。
怠け者でお調子者。

コリン（ショーン・ガノン）

デレクの親友。
サーフショップの共同経営者。

映画詳細※ネタバレ注意

デレク夫妻に待望の赤ちゃんが産まれました。

産まれた娘をジョージアと名付け、すくすくと順調に育っていきました。
しかし妻のステイシーとは離婚することに。
親権は妻のステイシーが持ち、デレクは娘のジョージアがくる週末をとても楽しみにしていました。

ジョージアとの幸せの時間を過ごした翌日、デレクはステイシーの家に送っていきます。
デレクはステイシーの家の窓が壊れていることを気にかけ、「治そうか？」と提案しましたが、ステイシーは冷たく断りました。

サーフショップに出勤したデレクは従業員として雇っている弟トムがまだ出勤していないことを共同経営者のコリンに指摘されます。

コリンは遊んでばかりいて遅刻ばかりのトムをクビにすることを考えている話しました。
デレクは自分の口から話すからしばらく待ってほしいと頼みます。
数日後、ステイシーからジョージアがいなくなったと連絡が入り、急いでステイシーの家に向かいます。

家に着くとすでに警察もきていて、朝起きたらジョージアの姿がなかったことを聞かされました。
デレクは警察に事情を聞かれ、いてもたってもいられず一緒に探し始めます。

無線から女児が見つかったと連絡が入り、砂浜に向かいました。
朗報を聞いたデレクは喜び、駆け寄ろうとしましたが、近寄ってきた警官がよろよろと自分の横を通り過ぎ、嘔吐するのを見て事態を把握します。
急いで駆け寄ろうとするデレクは警察に止められました。

ジョージアには性的暴行のあとがあり、体の一部が切断されていました。
ジョージアの葬儀が行われますが、デレクは抜け殻のようになっています。

葬儀で悲しむステイシーに向かい、「あんなに言ったのに窓を直さなかったせいだ。」と言うと立ち去っていきました。
それからのデレクは悲しみくれ、家に閉じこもり、ジョージアを思い出しては泣き暮らす日々が続きます。
数か月がすぎ、トムから電話がかかってきました。
「兄貴を元気づけるためにパーティーを開くから。」とのお誘いでした。
あまり気が乗らないデレクでしたが、いつまでもふさぎ込んでいられないとトムの優しさに感謝し、パーティーに行くことに。

作り笑いでその場をやり過ごすものの、心から楽しめないデレク。
騒がしい部屋から離れ、2階へと上がっていきます。
トムの部屋に行くと、隠しカメラがいくつもあるのを見つけてしまいます。
トムの悪い趣味程度くらいにしか気に留めなかったデレクですが、鍵のついた箱を見つけ、何かが気になり始めます。

デレクはトムの目を盗み、机の引き出しを開けると一冊のノートを見つけ、持ち帰りました。
家に帰ったデレクはノートにびっしりと書き込まれた日記のようなものを読み驚愕し、嗚咽・・・。

デレクは思い立ち、家の地下室を改造し始め、あらゆる道具を揃え、必要な情報を聞きに知人を訪ねたりしました。

そしてある日、デレクはトムを家に誘い出し、薬を盛り眠らせました。
トムが目を覚ますと、地下室で寝かされ両手両足を拘束されていたのです。
トムが目を覚ましたことに気がついたデレクはトムの頭を固定する器具を持ち出しました。

頭にしっかりと固定すると、ねじを頭皮の上から締め付け、頭蓋骨に固定させます。
痛みに気絶しかけるトムに薬を嗅がせ、目を覚まさせます。

知人から人間は簡単には△なず気絶してもある薬のにおいをかがせると目を覚ますことを確認済みでした。
デレクはトムにジョージアを〇したことを認めろと囁きます。
トムは認めません。
さらにのどを鉛筆のようなもので刺し、拷問していきます。

デレクの行為はどんどんエスカレート。
肛門に筒のようなものを刺し、そこに有刺鉄線を・・・。

許しを請うトムに容赦なく差し込んでいきます。

トムはジョージアを〇したことを認め、許しを請います。
自分をクビにし、コリンを選ぶことが許せなかったと白状しました。
しかし、トムの罪はこれだけではありませんでした。
これまでにも数々の少女や少年を誘拐し、なぶり〇していたのです。
デレクはトムの膝を万力のようなもので締め上げていきます。

刑事がコリンの元を訪ねてきました。
ジョージアの事件の目撃者の情報から似顔絵を作成したので見てほしいとのことでした。
その絵を見たコリンは驚きます。
トムにそっくりだったからです。

驚いたコリンはデレクに電話をかけました。
トムの口を押え電話を受けるデレク。

尋ねてきたコリンを家に入れたデレクは地下室へと案内します。
地下室での惨劇を見たコリンは驚き、慌てて家の外へ。
ちょうどそこに似顔絵を見せに来た刑事が訪れていました。
コリンは地下室で観たことを刑事に話し、デレクを止めてくれるように頼みます。
警察が来ていることに気がついたデレクは・・・。

感想ツイート

「ゴア表現がしんど過ぎて」と言われています。

拷問男という映画を割り軽い気持ちで観始めたんですが、ゴア表現がしんど過ぎてずっと目をかっぴらいてる

— キッチン (@bumpofKitchen) February 22, 2022

「結構エグくしっかりと見せてくれてた」と言われています。

アマプラで拷問男という映画を見た
タイトルからして内容察せるけどついつい見たら、まぁそこに至るまでの内容とやる側やられる側は捻りなくて拷問シーンは結構エグくしっかりと見せてくれてた

— ほろ酔いラビリンス (@horo_rabi) February 18, 2022

「面白い鬱映画」と言われています。

やあ、拷問男(字幕版)を観ているよ。Prime Videoを今すぐチェックする

面白い鬱映画
怒りが伝わる https://t.co/t0eLs9pGEI

— まりあ🦋 (@pinoko192000) February 23, 2022

原題との相違を考察

原題のTOP画と日本での画像には違いがあります。
同じ絵柄ではありながらも邦画版の方には「イダイヨォォ」とある種のポップさがあるのです。
なぜこのようなものに差し替えたのか？
自分なりに考察してみました。
原題の画像はこちらです。

邦題にある「イダイヨォォ」のような言葉は書いてありません。
原題も「daddys-little-girl」と直訳では（パパの小さな女の子）で拷問を示唆するようなものは道具の絵柄のみ。
拷問に焦点を当てただけのものではないことがわかります。
そのことを示すかのように、映画の終わりにはアメリカで行方不明になったままの少年少女の事件が後を絶たず社会問題になっていることがテロップとして流れます。
愛するわが子が誘拐された親の怒りを表現したかったのはずです。
しかし、邦題では「拷問男」と怖いもの見たさの人しか手に取らないようなものになってしまっています。
「ムカデ人間」などはまさにそうですが、この映画はその趣旨とは違うのにもったいないなぁと言う印象。
拷問シーンが描写がリアルすぎて、あまり視聴させないようにしているかのようです。
日本ではアメリカほど子供の誘拐事件が少ないからか、復讐ということから切り離したかったのか。
どういう意図があったのか明記しているものは残念ながら見当たりませんでした。
こどもを〇された親の痛みや怒り。
それがただのスプラッター映画のような扱いになってしまってることがもったいない映画です。