映画【クラウン】ネタバレと感想｜原案は学生が作ったフェイク動画？

クラウン ホラー映画
2021.12.06

ピエロが子供を食べる…映画「クラウン」

「HOSTLE」「グリーンインフェルノ」など数々のホラー映画を手掛けるイーライ・ロス監督の作品です。

原案は映画学校に通う学生が作ったYouTube動画だったと言われています。

こちらが原案になったと言われる動画です。

原案動画

学生がジョークで動画の最後のクレジットにイーライロスの名前を記載。
すると、すぐにこの動画を見たイーライロスから「本当に映画にしないか？」とその学生に連絡がきたとか。

ものすごいサプライズに驚いたことでしょう。

そして完成した映画が「クラウン」です。

映画では珍しく子供が犠牲になっていきます。

さっそく紹介していきましょう。



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「クラウン」予告動画

あらすじ

不動産会社に勤めるケントはある廃屋でピエロの衣装を見つけます。
そしてピエロの衣装を着て息子の誕生日を祝ったケント。
しかし翌日になってもピエロの衣装が脱げません。
やがて肌に同化し始めていることに気が付きます。
その衣装には、かつて子供たちをむさぼり食っていた悪魔「クロイン」伝説にまつわる謎が秘められていました。
邪悪な魂に取りつかれたケントは、完全にクロインになってしまう前にくい止めようと考え……。
クラウン　表紙

登場人物

  • ケント・マッコイ（アンディ・パワーズ）

    • 不動産会社に勤める家庭的でいい父親。
    息子のためなら、何でもしてあげたいと息子を溺愛している。

  • マグ・マッコイ（ローラ・アレン）

    • ケントの妻。
    ケントも家族も深く愛している。第二子を妊娠中。

  • ジャック

    • ケントの息子。

  • ハーバート・カールソン（ピーター・ストーメア）

    • 貸衣装屋を営む老人。
    音信不通になった兄を探している。
    ピエロの起源と言われるクラウン伝説を調べている。

「クラウン」ネタバレ

ケントの息子のジャックの誕生日パーティー当日。
手違いで楽しみにしていたピエロが来ないことを妻のメグから聞かされます。
たまたま訪れていた建築現場に古めかしいピエロの衣装があるのを見つけます。
ケントはその衣装を身に着け、パーティー会場に行き、ジャックを喜ばせました。
ピエロ
ジャックも喜び無事に誕生日パーティは終わりました。
疲れ果てたケントはそのままベッドで眠ってしまいます。
ケント　寝る
朝になり、目が覚めたケントはピエロの衣装を脱ごうとしても体に張り付いて脱げません。
かつらも鼻の赤い玉も何をしても取れないのです。
歯科医のメグに手伝ってもらいなんとか鼻は取れましたが、肌も白いまま。
仕事場に行っても怪訝な顔をされるだけでした。
鼻
いくら顔を洗っても肌の色もそのままで桂も取れず途方に暮れるケント。
かがみ　ケント
その日ケントは家に帰ってきませんでした。
ある朝、メグが起きてくると家の中のものが食べ散らかしてありました。
キッチン
そして「自分で何とかする」とケントの書置きが。

ケントはなんとか顔をごまかしながら会社に行き、衣装のあった家について調べます。
そして家の以前の所有者が死亡していたことを知りました。
しかしその資料の中に衣装と同じマークの入ったページを見つけました。
ある衣料品店のマークでした。
電話を掛けると、電話の相手は「何があっても衣装に触れるな。」と告げます。
ケントはもう衣装を身に着けていることを話しました。
相手がすぐに「早く会おう。うちの倉庫に来てくれ。」と言うので教えられた家に向かいます。

建物に到着するとひとりの老人がいました。
カールソン
老人はカールソンと名乗り、衣装について知っていることを教えてくれます。
それははるか昔から伝わる北欧の衣装でピエロは昔は道化ではなく子供を食べる鬼だったことを。
ケントは出されたお茶をのむとだんだんと意識が遠のいてきました。
ケントが気が付くと、拘束され、刃物を持ったカールソンが近づいてきます。
頭を切り落とし、早く〇さないと大変なことになると。
ピエロの力で強くなっているケントは拘束を解き、カールソンの家から逃げ出しました。

カールソンはクレインから逃れる方法は自分で命を絶つことだと聞かされます。
ケントは森の中へ逃げていきました。
森では子供たちがキャンプをして、偶然、鉢合わせた子供の手をつかみ空腹を抑えきれなくなっているケントは子供を食べてしまったのです。
ケント
メグは家に帰るとケントが持ち帰っていたカールソンの資料を見つけまます。
死霊にはピエロが悪魔だった歴史が書かれていて、メグは恐ろしくなりました。
あくま

子供を食べてしまった罪悪感にさいなまれるケント。
どんどん変化していく体にも恐怖を感じます。
ケントは公衆トイレにこもり、自〇を試みました。
ピストル
ピストルで頭を打ち抜きましたが、ケントは生きています。

するとそこに声をかけてきた子供が現れケントはその子をまた食べてしまったのです。

メグはケントを見つけ出し、変わり果てた姿に愕然とします。
めぐ
しかし愛するケントを見捨てることはできず、家の中へ連れていき、地下室に連れていくとケントを鎖で拘束しました。

メグはケントを地下室に置いたままカールソン医師を訪ねます。

メグが留守にしている間にジャックが家に帰ってきました。
ケントの声に導かれ、ジャックは地下へ降りていきます。
そしてケントに学校でいじめられたことを話しました。

メグが家に戻ると、ケントの姿はありませんでした。

ケントはジャックをいじめたコルトンの家に行き、コルトンを食べてしまうのです。

メグとカールソンはケントを探し、ゲームセンターにたどり着きました。
2人が到着した時にはゲームセンターはパニック状態。
ケントはゲームセンターで二人の子供を食べてしまっていたのです。
ゲームセンター
人波をかき分け、メグはケントを探します。
そして見つけたケントは変わり果て、クレインそのものになっていました。
クレインはメグに「ジャックを差し出せば、旦那を返してやる。」と詰め寄ります。
クレイン
メグはジャックを守るためにケントの首を切り落とし、首の皮一枚つながっている状態でもジャックに襲い掛かろうとするケントの首を引きちぎりました・・・。
ケントは泡になって消えていき、衣装だけが残りました。
母　息子

そして今もそれは警察署の保管庫に・・・。
保管

感想ツイート

新感覚ピエロホラーと言われています。

ピエロへと蝕まれる描写は恐ろしく秀逸と言われています。

主人公がかわいそうだったかなと言われています。

感想まとめ

情けも容赦もないところがさすがイーライ・ロス！という感想です。

悪魔は悪魔。

同情する部分もなくただひたすらに悪魔だったのが好きなところです。
私は、映画に関して犯罪者は悪魔になったのにも訳がある。という部分が好きではありません。
なのでここまで悪魔は悪魔でしかない感じはとても好きです。
衣装を着てしまったがために、善良の中の善良の旦那でありお父さんですら変えてしまう。
子供のためなら何でもする男が、子供を食べてしまう。
ホラーはこうであってほしい。

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