【PET~檻の中の乙女】ネタバレと感想|二人の求める究極の愛とは?

PET サスペンス映画

憧れの女性を監禁【PET~檻の中の乙女】

ストーカー男に拉致され、地下のおりの中にとらわれた女性の運命を描くサイコスリラー作品です。

監禁される側と犯人側の攻防が、緊張感漂うタッチで展開します。

監督は『[アパートメント:143]』などのカルレス・トレンス、脚本を『ラザロ・エフェクト』などのジェレミー・スレイターが担当。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのドミニク・モナハン、テレビシリーズ「ロスト・ガール」などのクセニア・ソロらが出演です。

数々の映画賞にもノミネートされた作品。
ノミネート

さえない男があこがれていた女性を捕まえ、監禁する。というありきたりな展開かと思いきや・・・。

予想もしない展開に引き込まれる映画です。



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あらすじ

pet

動物保護センター勤務のセス(ドミニク・モナハン)は、同級生のホリーを見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、SNSで彼女のことを調べ上げて執拗(しつよう)に追い回す。

その後セスは帰宅した彼女をさらい、自分が働く動物保護センター地下の檻に監禁する。

下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが……。

予告動画

登場人物

  • セス(ドミニク・モナハン)
  • 動物保護センターで働く青年

  • ホリー(クセニア・ソロ)
  • セスの高校時代の後輩。バスで偶然出会うことで物語が加速していく。

  • クレア(ジェネット・マッカーディ)
  • ホリーのルームメイト。
    彼女とは過去にいざこざがあったが、一緒に暮らしている。

  • ネイト(ダヴォン・マクドナルド)
  • セスの同僚。
    セスのことをよく思っていない。

【PET~檻の中の乙女】ネタバレ

動物保護センターで働くセスは毎日お気に入りの犬レキシーと戯れることを楽しみにしていました。

ある日、通勤するためにバスに乗っているとノートにメモを取る女性を見つけ、声を掛けます。
バス
「ホリーだよね?」と話しかけてもホリーは同じ高校に通っていたセスのことを全く覚えていませんでした。

ホリーは小説を書きながらウェイトレスとして働いていることを教え、セスに見向きもせずバスから降りていきました。

家に帰ったセスはホリーのSNSを探しくまなく見ていきます。
SNS
翌日、保護センターで受付をしているネイトに女性を振り向かせる方法を聞きましたが、ネイトはつれなくアドバイスすると「もう俺に相談するな。そんな関係じゃないだろ。」と冷たく言い放ちます。

セスは上司にレキシーの処分を言い渡され、悲しみながらレキシーをベッドに抑え込み駐車されていくのを見守りました。
そして亡骸を抱え焼却炉へ。

家に帰ればホリーのSNSをチェックして好みや行動を把握することに専念し、自然を装いながら誘う練習を繰り返していました。

数日後セスはスーツを着てホリーの働くレストランに行き、ホリーに声を掛けコンサートに誘いましたが、恋人がいると断られてしまいます。
レストラン

仕事を終えたホリーの後をつけ家を突き止めるセス。

ホリーは家に帰り、親友のクレアとお酒を飲みながら恋人の浮気を許すように諭されました。
クレア
ホリーはいつも手帳を持ち、小説を書き溜めています。

ある日セスはホリーの手帳を手に入れ、中に書かれていることを読んでいきます。
小説を読んだセスは、保護センターの地下に空いている部屋を見つけるとそこに檻を作り、動物を眠らせる薬を手に入れました。

セスはホリーの後をつけ、機会を伺います。
セス
そして部屋に忍び込むことに成功し、ホリーを眠らせることに成功。
セスはホリーを段ボールに入れると、保護センターへ運びます。
ホリーが目を覚ますと、そこは檻の中。
檻
セスは仕事が終わるとホリーのところへと行き、ご飯を与える日々を送ります。

檻の中から助けを求めるホリーに先に関係性を築かなければ何をしても無駄だと話しました。
ホリー
地下に残されたホリーにはクレアが見え話しかけてきます。
セスは毎日ホリーのところに行きました。
ある日、セスはホリーにはクレアが見えていることを話し始めます。
そして小説に書き留めていることが全部事実だということも。

ホリーはクレアを〇し、クレアと浮気した婚約者も自らの手で〇していたのです。
そして二人では飽き足らず、次々と〇人を繰り返していました。
炎

セスはホリーに〇人をやめてほしくて監禁することにしたのでした。
事実を知ったセスにホリーは怯えた演技をすることをやめ、挑発するようになっていきます。
挑発
ホリーは檻に自ら頭をぶつけ、自分が△ねばあなたは逃げることができないと優位に立とうとします。
けが
セスはいったん外に出て、自分が優位になる方法を模索し、しばらく地下へ行くことをやめました。
数日後に地下を訪ねると今度はホリーはセスの気持ちを利用し、愛があるように見せかけてきます。
セスは挑発に乗らず、外に出ていきます。
受付をしていたネイトはセスがいつも保護センターのどこに行っているのか気になって後をつけていました。
そしてセスが出てきた扉から部屋に入り、ホリーを見つけます。
ネイトはホリーにそそのかされ、カギを壊そうとしているところにセスが戻ってきていました。
ホリーはセスに合図を送り、ネイトを〇すように仕向けます。
大変なことをしてしまったと怯えるセスにホリーは△体の処理を指示していきます。
セス
ホリーの指示通りに△体を解体するセス。
焼却炉に入りきらない肉は保護センターにいる犬たちの餌として与えました。
解体
ネイトがいなくなったことで警察から事情聴取を受けましたが、確たる証拠はなく解放されます。
ホリーはセスに自分が捕まらないのは〇人の才能があるからだと話しました。
そして自分への愛を証明するためにセスに指を一本差し出すように要求するのです。
さすがにセスは迷います。
しかしホリーは言葉巧みにセスに愛を語り、自分たちは運命の相手なのだとそそのかし、セスはホリーの目の前で指を切り落としました。
ホリーは指を切り落としたナイフを掴むと自分の首元にあて、セスに檻から出すように要求します。
檻から出たホリーはセスの首を一気に切り裂きました・・・。

新しい恋人もでき、日常を取り戻したホリー。
恋人の浮気を見つけても〇人をとどまることができています。
そして町はずれの貸倉庫に足を運びました。
倉庫には檻があり、そこに閉じ込められているのは・・・。

感想ツイート

最後ニヤリとしてしまった。と言われています。

他作にない特色があった。と言われています。

やっぱり人間が一番怖いって思う。と言われています。

感想まとめ

まさかの監禁の目的が彼女の〇人を止めるためだったとは。
ただのモテない男があこがれの女性をストーカーして監禁する映画だと思ってましたが、想像を超えてきました。
なかなかのどんでん返しが面白かったです。
しかし、最後の最後にまた衝撃がありました。
まさか監禁されている立場が逆転しているとは。
それでもセスは幸せを感じているのでしょうか?
ホリーの恐ろしさは今も野放しになっていますが、セスの存在が歯止めになっているのならいいのかな?
なんだか常識が分からなくなってきますが、現実にはこういうことはたくさんあるのかもしれませんね。
自分の常識が他人の非常識であることはよくあることですし。
とにかく、ただの監禁映画ではないことだけは強調しておきたいです。
面白かった!

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